私はね…イシュマールをめちゃくちゃ好きになりたかったんですよ。
男女ともに恵まれたビジュアル!
白くてかっこいい!神秘さを感じさせる衣装!
白鴉の御使いというかっこいい二つ名!
真の主人公!!!
こんなに私が好きになる要素がてんこ盛り!
でもね、そうさせてくれない理由があったんです。
この記事は
・イシュマールの正体が気になる
・「真の主人公はあなた」という言葉に引っかかった
・支援Sで、期待していた絆や恋愛が見えずモヤモヤした
人向けの救世編クリアまでのネタバレ全開の記事となっています。
我が慟哭、そして解説をぜひご照覧あれ。
ソレル=イシュマール問題
まずはこの記事の大前提になるイシュマール=ソレル?問題については以下の記事で検証したので詳しく知りたいかたはどうぞ。

上の記事でも検証したのですが、作中でイシュマールの心臓=ソレルとは明言されていません。
しかし、作中の描写から
・趣味嗜好がソレルとイシュマールでほぼ同じ
・似ている槍の技
・神々によるなんか俺の親しいやつ(ここまできたらはっきりソレルって言えや!!!)と似てるなー発言集
・使っている槍が同じ
という匂わせや情報が出てきます。
以上のことから私の中では9割9分9厘イシュマール=ソレルだと睨んでいます。
正体はまだ明言されていません。
それでも、ここまでソレルを連想させる描写を重ねられたら、私はイシュマールを見るたびにソレルを意識してしまう。
・・・では、言わせてください。
なんっっでソレルなんじゃい!!!
まず、イシュマール=ソレルってまじの本気で誰が得するんです!?!?!?
いや、本気で。真剣に。
まあでもね?百歩譲ってあくまでソレルの心臓を使っているだけでイシュマールはイシュマールとして新しい生を歩み出したんだったら私ここまであらぶりませんよ?
好きに支援Sしちゃえば良いじゃないって思いますよ?
でもね????
どうやらイシュマールがソレルの人格をそのまんま引き継いでいる感じがしているっぽい描写をしているのがさらに問題なんですよ。
ソレルの記憶があるんじゃないか説
まずフォトナからの発言をご覧ください。


2回に渡り、「以前より性格が変わった」という描写がされています。

続いてイシュマールが良成長したときのセリフ。
「この身体のことがわかってきた」
「この身体のことがわかってきた」
・・・わかってたことだけどさぁ、危機的状況の戦場に経験値のないまっさらな人間を投入するより、経験値豊かな人間を投入した方が良いに決まってるよね?
そうなると元になった人間の知識や記憶をそのまんまイシュマールに投入した方が良いに決まってるよね?
ってことはさぁ・・・つまり・・・つまりですよ?
イシュマール=ソレルの人格をそのまま持ってきた・・・ってことになりませんか?
私はイシュマールのタイプBでプレイしていたんですが、
(そもそもタイプAとかBとかしゃらくせえ、普通に男性女性でええやろがい。…多様性?ああそう。(諦め))イシュマールの可愛い仕草をみて可愛いねーとか思ってたんですが、
中身おっさん(妻子持ち。子供とは不和。ナレ死。)が可愛い仕草してたわけですよね。
なにせフォトナが性格変わった?っていうぐらいだから生前の性格を引きずっているのがデフォってことですよね。
オッサンの美少女化に知らずに加担させられていたわけですか??きttttっつ。
このさらにきっっっっつい事実を抱えたがゆえに、次にイシュマールが私が感じた主人公としての不満点を愚痴って?いきたいと思います。
イシュマールをマイユニと誤解させ問題
これまでにけっこう怒りを爆発させてきましたが、何が一番腹立つかってこれですよ。
これ。
真の主人公(救世主)はあなた。

公式ホームページでの救世編(あなた)表記、
ニンテンドーダイレクトでの映像の「真の主人公」発言。
この「あなた」という言葉とキャラクターをカスタマイズできる仕様の発表で、イシュマールはマイユニではないかという誤解?がうまれました。
そもそもマイユニとはファイアーエムブレムシリーズの中で、物語の主要なキャラ(主人公が多くなった)の見た目をカスタマイズして、ちょっとFEの世界にプレイヤー自身を投影して楽しもう~ってな感じのシステム。
もちろん、別に自己投影しないで一人のキャラとして楽しむ方もいると思いますが。
まあイシュマールにプレイヤー自身を重ねようが独立した一人のキャラとしてみようが、それはプレイヤーによって楽しみ方が違うからいいのですが、どちらにせよ引っかかるポイントがでかすぎるのです。
それでは、イシュマールをプレイヤー自身と見た場合と一人の独立したキャラクターとしてみた場合の引っかかる箇所について説明していきます。
イシュマールをプレイヤーの分身としてみた場合のひっかかり
イシュマールをプレイヤーの分身としてみた場合、
もう、本当に前世?ソレルがネック。
前世?がソレルって思った時点でイシュマールの行動・言動全てがノイズに感じます。
私は女性の姿でプレイしていたのでなおさら。
いっそのことソレルのことなんて全く知らなかった方がまだ楽しめたんですよ。
半端に性格や妻子持ちっていう背景を持つ神様って知ってるからこそ、引っかかるんです。
しかも再度言いますが、フォトナの「性格が変わったか?」の発言的に基本装備でソレルの性格・思考ってことじゃないですかやだ~。
プレイヤーの分身として見るのであっても、別に顔見知り程度の来世になりたかったわけじゃない~。
というか様々なゲームにおいて、自我がないタイプの主人公が記憶をなくしていたり、背景がぼかされている理由を、まさか、ご存じないわけではあるまい???
プレイヤーが好きに主人公の背景を想像したりして楽しむためのものじゃないの??????
それを、なぜ!!ソレルという素性も知ってる、なんなら一部で話したこともあるやつを主人公の背景に持ってきた????
あなたたち、ファイアーエムブレム覚醒のマイユニでルフレの過去を記憶喪失にしてたりとちゃんとできていたでしょうに!!
イシュマールの魂を実力のある人物を持ってきたいのであれば
(プレイヤーの全く知らない)過去の偉人の心臓を持ってきたとか、そういう背景を知らない人間だったほうがまだ楽しめたんですよ。
言ってしまえば半端に前世の設定と性格を知っているせいで、
「私(イシュマール)」と「推し」の物語が「ソレル」と「推し」の物語に塗り替えられるわけですよ、なんだこのNTRは。
後述しますが、ファイアーエムブレムシリーズおなじみ、マイユニとキャラクターの支援Sで恋愛や絆の集大成を楽しもうとしても「妻子持ち」が引っかかるんです。

妻かもアヤシイ人物をユ・ファスとして大事に扱っちゃうぐらい妻大好きなの見て分かるし。
しかも妻(オルヘル)子(アウロラ)生きてますし。
何なら孫もいるし。
妻子を捨てて戦場に生きるシモンさいてーとか思ってたらまさかの自分(イシュマール)が似たようなことをしていたって落ちですよ、これはない。
独立した一人のキャラクターとしてみた場合
別に公式はイシュマール=マイユニと明言したわけではないので、独立した一人のキャラクターとして見た場合も考えてみましょう。
イシュマールを一人のキャラクターとして見た場合、一番の問題点は圧倒的描写不足。
これにつきます。
何が好き?趣味は何?遊びに行くならどこに行くの?
キャラクターのプロフィール欄に好きなものは情報として載っていましたが、それを好きと感じさせる描写は一回もありませんでした。
イシュマールとしてのキャラクター描写について
ここでイシュマールの選択肢をご覧ください。

自らが発する言葉を選ぶと言うよりは、主人公の行動を選ぶのに近い選択肢となっています。
ようはドラクエの「はい」「いいえ」。
イシュマールの性格や行動はプレイヤー自身が想像して選ぶといってもいい、というほど個性が薄まった行動になっています。
(書いてて思いましたがあれ、これマイユニ式じゃね?)
ただし、ドラクエは同じ「はい」「いいえ」の選択肢で物語が進んでも、
パーティーメンバーが「まったくお前は本当に○○が好きだな」とか
「また人助けしたの?…まったくあなたらしいわね」など、
周りとの会話でさりげなく主人公がこういうものが好きでこういう性格ですよ~と説明してくれます。
カイやセオドラほかの4人の主人公たちも選択肢を選ぶ際は、行動の選択肢を選びますが、
彼らは、自分で、しゃべります。
また、セオドラの苦手なものが「虫」とあるように、物語の中でも虫が苦手だという描写がされており、設定に説得力が出ています。
しかし、お察しの通りイシュマールにはそういう描写が一切ありません。
これでは、独立した一人のキャラクターとしてみようにも、愛着が湧きにくいです。
私は湧きませんでした。
世界を救う動機の核心が見えない
イシュマールというキャラクターの核である「世界を救う動機」。
その動機の核になる『何を償うのか』が、いっっさい描かれていません。
つまりは、物語を動かすという大事な役目を持つ主人公の肝心の核が不明。
これもう致命的じゃね???
イシュマールの正体についての確信を避けるためとはいえ、これは本当にあり得ません。
映画にせよ漫画にせよ、ゲームにせよ、物語とは「主人公が目的のために様々な困難を乗り越えて達成していく姿」を楽しむものだと思うのです。
少年漫画の1話を思い浮かべてください。
超人気の有名漫画だって読み切りだって、一番最初に「この主人公はどういう理由があってこの物語を進めていくのか」が説明されています。
つまりは(背景)+(目的)+(手段)のセット。
イシュマールには目的はあっても背景の説明がないのです。
ほかの主人公に例えてみましょう。
カイは捕らわれた父親を(背景) 助ける(目的)ために 闘技場に参加(手段)。
レダは殺された父親の(背景) 復讐のために(目的) 闘技場に参加(手段)。
ディートリヒは自分を襲った強者(背景)を 倒すために(目的) 闘技場に参加(手段)。
セオドラは自国の民の悲願(背景)を 達成するため(目的)に 闘技場に参加。
ではイシュマールは?
何の罪を犯し、何を償おうとしているのか分からない。(背景が不明)
ただ贖罪のために(目的)世界を救う(手段)。
この「贖罪のために」もイシュマール本人が言ったわけではなく、ソティスやフォトナが言ったに過ぎません。
何を償いたいのかも、本人がどう思っているのかも見えないまま、世界を救うと言われても説得力がないのです。
あーた、マジで何をしたの?
こういう主人公描写のため、シナリオを動かすための都合の良い装置にしか思えず、イシュマール自体に愛着がわかないのです。
まとめ
このように
・イシュマールをマイユニとしてみる
→ソレルとしてのキャラクターの背景が邪魔
・イシュマールを一人のキャラクターとしてみる
→圧倒的描写不足で愛着がわかない
といったように二つの最大の障害が邪魔をして純粋にイシュマールをすきになられてくれなかったのです。
支援会話・ひいては支援会話Sの内容の薄さ
私は支援会話システムをファイアーエムブレムというIPの大事な要素として毎回期待しているんですよ。
本編では接点のないキャラクターにこんなつながりがあったんだ、とか、
このキャラクターの過去にこんな要素があったんだ、とか。
特に支援会話Sはプレイクリアのご褒美の一つとして楽しんでいます。
長い時間をかけ(私のプレイ時間としても、ゲーム内の流れた時間としても)、キャラクター同士が築き上げた絆の過程・集大成としてこんな結末を迎えたんだな、という確認の意味でも。
支援会話というシステムをすごく愛しているんですよ!!!
イシュマールについてはパッケージでも真ん中にいるし、
真の主人公っていうから4つに別れたチームをまとめあげるだけの支援会話あるんだろうなってマジのマジで期待していたんですよ。
それをさぁ、蓋を開けて見てみたら、なんだこりゃ!!
支援会話がAしかねえ!
支援会話Sがうすい!!!!!!!
というか、
ヌッツォとの支援Sがねぇ!!!!!!(渾身の叫び)
支援会話Sを一つでも見ましたか?
恋愛でも真の相棒でもねえ!
昔はオープニングで「な~かまた~ちとのも~のが~た~り♪」て歌ってたじゃん!
イシュマールと仲間たちとの物語の描写はどこへ行ったんじゃ!!
何十時間もかけて、正解の選択肢がよく分からないバードタイムをこなし!!
(そもそもみんな白い鳥=イシュマールってわかってないのになんで支援レベル上がるんだよ!!!)
スカウトするために金額をやりくりしながら各ルートでプレゼント、食事をこなし!!!
一緒に戦って支援レベルを上げた労力に対してこの仕打ち!!!
しかも聞いた話によると恋愛エンドや相棒エンドだったりキャラによって違うし!
線引きはどこですか???
まあ正直?
絆描写がうっすい中でいきなり恋愛関係になっても「え???いつ?どこで?どうして?あなたはそう思いましたか???」となるからなんともいえないんですが、これはねえよ…。

支援会話Sを選ぶときにお前がどうしても逢いたい相手は誰じゃ?ってフォトナに聞かれても「そんな相手いるわけないじゃん…誰ともドライな関係なんだから…」って気持ちになりました。
そんな自分の命を懸けてまで会いたい人間関係を築けたか?イシュマールは?って正直ね…白けましたよね…。
演出が盛り上がるほど、フォトナが頑張るほど反比例する私の気持ち…。
そもそも私の中でもうソレル=イシュマールなので、オルヘル選ぼうかと思いましたが、そもそも支援会話すらないし!!


オルヘルなんか外伝で今でもソレルから貰った指輪を大事にしているんですよ。
こんなに二人の関係を知ればおいしそうな匂いがプンプンするのに一切描写ないし。
※とかそんなん書いてたらDLCの発売が決定しましたね。
おそらくメインビジュアルにオルヘル持ってきていたので、二人の関係の掘り下げがあるのかもしれませんがそれはそれで業腹なんですよ。
DLCで補完するって酷くないですか。
気持ちよく課金させてくださいよ、インテリジェンス!!!!!
ディートリヒを選びましたけども。
後日談を見たらファビオ・エスメラルダ・ディートリヒの仲良し3人組の間男(女?)になったみたいですごくいたたまれなくなりました。
そもそも支援会話1回だけで、その人の人生に入り込もうだなんておこがましいことだとは思わないか、イシュマール!!
まとめ
イシュマール=ソレルは、今の私にはほぼ確信に近い推測です。でも仮にこの説が外れたとしても、支援Sへの不満、「主人公」あなたという描写への不満は残ります。
プレイヤーの分身として遊ぶには、ソレルを思わせる描写がどうしても引っかかる。一人のキャラクターとして見ようにも、イシュマール自身が何を感じ、なぜこの人と共に生きたいと思ったのかが見えてこない。その状態で支援Sを選ぶとき、私には「絆の集大成だ」と思えるだけの積み重ねがありませんでした。
しかも、長い時間をかけて支援を上げた先に恋愛を期待していた身としては、恋愛ではない支援Sが多いことにもがっかりしました。だからといって、描写の薄いまま突然恋愛を始められても困る。欲しかったのは、そこに至る二人の物語です。
ただ一つ勘違いしないでいただきたいのは、全体的に『万紫千紅』の物語は好きです。
こんだけくそみそに書いといて説得力がないかもしれませんが。
そうでもなければ100時間を超えてゲームをプレイしていません。
1部の各主人公たちの絆と成長の描写がうまい分、イシュマールをもっとどうにかしてほしかった…。イシュマールの男性のビジュ、全キャラで一番好きなんです…。
だからこそ、最後に「真の主人公はあなた」と言われたとき、私もイシュマールも、仲間たちと絆を結んできたのだと思いたかった。
……まあ、ディートリヒは選びましたけども。そこは譲れませんでした。

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