FE無双風花雪月の主人公シェズはどういうキャラなのか?【体験版感想】

体験版 ゲームのレビュー
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ファイアーエムブレム 無双風花雪月発売まで残り一週間を切りました。

無双風花雪月発売にあたって
・無双風花雪月は新主人公シェズが登場
・前作主人公のベレス・ベレトは敵サイドで登場
などプレイヤーの予想外の事態が続き、風花雪月無双を購入するのにためらっている人も多いかと思います。

かくいう私もベレス・ベレト大好きなので、前作主人公をさしおいて新主人公が生徒たちと幸せになります!という展開になってしまったらかなりいやだなと不安でした。

そこで6/8に配信された体験版をプレイしてみた結果どういうふうに感じたのかまとめてみました。
(私は青獅子学級大好き先生なので青獅子ルートをプレイしています。)

この記事は

・新主人公(シェズ)は無双でどのような扱いなのか
・風花雪月の世界観をうまく引き継げているのか
・結婚システムはあるのかどうか

について解説していきたいと思います。

この記事は
風花雪月既プレイ済みの方におすすめの記事となっておりますので、前作風花雪月をプレイしていない方はまず風花雪月をプレイすることを強くおすすめします。

ストーリー

主人公と対峙する「灰色の悪魔」。
そして、謎に包まれた「ラルヴァ」の存在——。
三勢力の若き次期指導者たちと出会ったあなたの物語は
誰も見たことのない結末へと進んでいく。

ファイアーエムブレム無双 風花雪月 WORLDより引用

公式の説明だけではわからないので体験版をプレイした内容を簡単にまとめると

・主人公シェズは所属していた傭兵団を灰色の悪魔(前作主人公)に壊滅させられる。
・あわや自身の命も失われそうになるが、謎の存在ラルヴァに救われ力を得る。
・一命を取り留めたシェズは仇討ちを誓い、灰色の悪魔が所属するジェラルト傭兵団の後を追う。
・途中、山賊に襲われているエーデルガルト・ディミトリ・クロードに出会いシェズの運命が動き出す。

体験版でできること

ストーリーを進められる

本編や外伝以外にも複数バトルステージが用意されており、そこでの戦闘を終えるとアイテムをもらうことも。

無双風花雪月は本編の4章までプレイすることができます。

4章までとはいえ結構なボリュームがあり、本編の流れだけでも
①プロローグ(主人公が力を得るまで)
②山賊退治(エーデルガルト・ディミトリ・クロードと邂逅)
 どの学級に所属するかの選択
③所属した学級での戦闘
④2年経過し、成長した仲間たちとともに戦いが始まる
となっています。

本編以外にも外伝のストーリー、拠点での仲間たちとの会話や設備の強化などなどやりこみ要素や物語の深掘り要素は満点。
まだ3分の1の学級分、それも4章しかプレイしていませんが、これだけでのボリュームがあるのはとても嬉しいです。

登場キャラクターの設定

主人公性別選択
主人公の選択。前作と違わぬイケメン美女っぷり。

無双風花雪月では主人公の性別、前主人公の性別を決めることができます。

主人公のデフォルト名はシェズですが変更することも可能です。

男女差があるというわけではなく、支援会話も男女どちらも同性であろうが異性であろうが支援会話ランクはAまであります。

主人公を選ぶ基準として
・性別によってなることができる兵種が異なる
・今作主人公はゲーム中普通に会話をする
の二つのポイントがあげられます。

「絶対に主人公はペガサスナイトにするんだ!」などの兵種にこだわりがあるかどうかや、
主人公が会話している様子を見て判断するのもいいかもしれません。
私はクールな見た目の女主人公にしたのですが、結構普通に女の子らしい話し方をしているのを見てなんかコレジャナイ感を感じております…)
CVは畠中 祐さん、富田美憂さんが演じています。

前作主人公の選択。表情が見えないのがニクい演出ですね!

前作主人公ベレトとベレスの選択をします。

無双風花雪月では敵となって登場とのことで結構ショックを受けたのですが、ただ一つ主人公じゃなくなって良かったと思える点があります。

それは、いっぱいベレスがしゃべってくれること。

この圧倒的強者感を出してくれる演出は正直、かなり嬉しいです。

風花雪月ではレベルアップの時ぐらいしかしゃべってくれなかったのですが、今回は普通に会話してくれます。
ありがとうコーエーテクモ。

級長と出会わなかったベレスがどういった成長をしていくのか、敵としてどう関わっていくのか。
ゲーム本編でどう活躍するのか楽しみです。

担当クラスの選択

我が心のふるさと青獅子学級。

無双風花雪月でも前作同様、黒鷺の学級、青獅子の学級、金鹿の学級の3つの中から自分が所属する学級を選べます。

ただし今回は先生という立場ではなく、同じガルグマク修道院の生徒という立場。
今まで「生徒を導く立場」としてキャラクターたちに関わってきましたが、無双風花雪月では「同じ立場」として接することになります。

まとめ

体験版では
・ストーリーパートを4章まで進めることがめることができる。
・支援会話をCまで上げられる。
・レベルを15まで上げられることができる。
・拠点の設備のレベルを上げることができる。

体験版はプレイした内容を本編に引き継げるので無双風花雪月を購入するか迷っている人はまずは試しにプレイすることをおすすめします。

新主人公シェズについて

好きなものは結構前作主人公と似通っています。

やっぱり少し感じるポジションNTR(のっとられた)感

ファイアーエムブレム 無双風花雪月の主人公、シェズ。
結論から述べます。

前作主人公と違うポジションで生徒たちと仲良くなるけど、ポジションをとられたかんじはちょっとする。

シェズは生徒たちに「導く者」として接するのではなく、「同じ立ち位置の者」として接していきます。
そのため生徒たちからはクラスメイトの一人という扱いのため、前作のように「先生!先生!」と懐いてきてはくれません。
4章の段階では級長(ディミトリ)とも特別仲がいいというわけではなく、信頼できるクラスメイトの一人という扱いでぶっちゃけ壁を感じます。

それではなぜNTR感があるかとと言いますと、それはシェズと三人の級長たちが初めて出会った時の場面が原因です。

シェズが級長たちと出会うのはルミール村に行く途中です。
風花雪月でベレスが級長たちと出会うのはルミール村。
つまりシェズはタッチの差で級長たちと先に出会ったため、級長たちとベレスが出会うことがなくなってしまったのです。

ルミール村で級長たちとベレスが会ったのは運命だったわけで…
そこをポジションが違うとはいえやはりポッとでの新人に出会いを奪われたから4人の運命が変わってしまったわけで…。
とちょっと複雑な気持ちです。

選択肢を選んでからしゃべる
選択肢はセリフではなく行動を選ぶことになります。

というのもやっぱりまだ新主人公シェズに愛着がわいていないからなんですよね。

シェズは最近のファイアーエムブレムシリーズの主人公に比べて個性が際立っていないことが原因の一つなのかなとも思います。

例えば前作主人公、ベレス。
個性だけでも
・無表情時期でも不意打ち気味にくりだすボケ
・生徒たちとの成長で表情が動くようになるギャップ
・歴戦の傭兵
・食べるの大好き、釣りするのも大好き。

などなどあまり会話をするシーンのないベレスでもこれぐらい個性があるということがわかります。
しかしそれに比べてシェズは全体的にふわっとしているので簡単にこういうキャラだよ!と説明ができないのです。

選択肢も選ぶことはありますが、セリフを選ぶのではなく行動を選ぶことになるので何を話すのかは実際に選択肢を選ぶまでわかりません。

仮にシェズの個性を発揮する選択肢があったとしてもその選択肢を選ばない限りは知ることができないのでどうしてもシェズの個性を知る機会は狭まってしまいます。

体験版では少ししかプレイできないため今後評価は変わることがありますが、少なくとも現段階ではシェズに対しての好感度はそこまで高くはない状態です。

深掘りしてくれる風花雪月の世界、キャラクター

風花雪月無双はインテリジェントシステムズとコーエーテクモがコラボして生まれたゲームです。

コーエーテクモは風花雪月でも開発に関わっていたとはいえ、無双というコラボ作品になることによっては風花雪月の世界をこわしてしまうのではないか?
そんな不安を持った方も中にはいるかもしれません。

ご安心ください。
無双風花雪月は世界をこわすどころか世界を補強する素晴らしいゲームでした。

意外なキャラクターの登場

シルヴァン父。
やだーマイクランそっくりー。この親父殿を見て確信しました、シルヴァンは母親似です。
ディミトリと政権争いをしていたという叔父。まさかのボスとして登場。

風花雪月では性格も設定も名前も登場しているけれどビジュアルだけ登場していない、というキャラクターが数多く存在していました。
(例:武勇伝が炸裂しているヒルダの兄。無敵と名高いカスパルの父親)

こういった顔なきキャラクターが無双風花雪月ではたくさん登場しています。

私がプレイしているのは青獅子クラスなのですが、
ロドリグがプレイアブルキャラクターで登場したり、
シルヴァンの父親がストーリーで登場したり、
ディミトリの叔父リュファスが敵ボスとして登場したりと
意外なキャラクターが次々と登場しました。

これには青獅子学級大好き先生の私、大歓喜。

このほかにもボスの一人としてコーネリアも登場しますが、闇に蠢く者として活躍している描写がたくさん出てきました。

ひょっとしたら風花雪月で結局謎のまま終わったところが今回の無双風花雪月で明らかになるかもしれません。

青獅子学級ではディミトリの義母の死の謎、
赤獅子学級のエーデルガルトの叔父がなぜ闇に蠢く者と結託していたのか、
金鹿学級のラスボス(名前忘れました)が復活した謎などなど
残された謎、うやむやのまま終わった疑問がわかるのかもしれません。期待が高まりますね。

戦略性のあるバトル

ファイアーエムブレムシリーズは手強いシミュレーションゲーム。
風花雪月無双でもそれは変わらず、シミュレーション要素をうまくアクションゲームに落とし込んでくれました。
その要素について説明していきたいと思います。

兵種について

風花雪月では上昇値が微妙だったパラディンでも風花雪月無双では頼もしい機動力として重宝されます。
風花雪月でおなじみの戦技もちゃんと登場します。

無双風花雪月も風花雪月と同じように一定条件を満たすと自由にキャラクターを好きな兵種にすることができます。

風花雪月では見た目こそかっこいいもののステータスの上昇値が微妙なためにするーした兵種も存在しました。(おまえのことだぞパラディン!!)
しかし無双風花雪月ではそこまでパラメーターの恩恵がないため好きなキャラクターに好きな兵種をさせることができます。

また戦闘を重ねていくうちに戦技を覚えます。
戦技は2種類までバトルで使うことができます。
それぞれ攻撃範囲や特攻が違うため登場する敵がなんの兵種かを見てどの戦技が有効かを見極めてバトルを進めることができます。


キャラクターの選出について

プレイするステージによって出撃できるキャラクターの数は決まっており、その中でプレイヤーが操作できるキャラクターの選出とプレイヤーが操作できないキャラクターの2種類を選ぶことになります。

キャラクターには「このエリアにいる敵を倒せ」といった指示や、「このエリアを防衛しろ」と倒すべき敵を指示することができます。

無双風花雪月ではギミックが多数用意されており、そのことにより戦況がよく動きます。
「今いちばん先に倒さなくてはいけない敵は誰なのか」を変化するため、どのキャラクターに何を指示するかが非常に重要になります。

が、やはりCP同士の戦闘にも限界があります。

要所要所ではやはりプレイヤーが操作しないと危うくゲームオーバーになることもあります。

そこであらかじめ出現する敵の兵種を確認し、キャラクターが有利なのか、自分で操作しないキャラクターを誰にするのかをバランス良く選出させる必要があります。

無双風花雪月は相性の有無がとても大事なので自分の不利な相手と戦わせるとあっという間にキャラクターがピンチになります。

あまりに不利な状況を放置するとキャラクターがロストしてしまうので、扱いには気をつけましょう。
個人的にこのうしなったら取り戻せない状況の戦闘は本家ファイアーエムブレムの醍醐味なのでこれはぜひ味わってほしいです。
ちなみにペガサスナイトを弓兵に突っ込ませるとまじでロストしますよ。(前科あり)

それぞれのキャラクターが持つ個性

キャラによってある特性
スキル名でもからかわれているディミトリさん…笑

無双風花雪月では個人スキルがキャラクターごとに3つ決められています。
それぞれ攻撃指令を出されていると攻撃力が上がる者や、女性とペアを組ませると攻撃力が上がる者などスキルによって効果が違います。

防御が得意なキャラ、攻撃が得意なキャラを戦況を見極めて指示をするとより戦闘を楽しむことができます。

まあここまで戦略性の幅があることを紹介しましたが、無双風花雪月はあくまでアクションゲーム。
いざとなったら相性が不利な兵種や武器であっても、必殺技やレベルの高さでごり押しすれば勝てるのであんまり考えてゲームしたくない人であっても気軽にプレイできます。
※ただしペガサスナイト、ドラゴンナイトなどに弓兵をぶつけるとしにます。

結婚システムがあるかどうか

ディミトリの支援会話
個人的にロドリグと支援Aがあるのがすごく嬉しいです。ベレス・ベレトと支援会話Sがあってもいいんですよ?

ファイアーエムブレムの楽しみの一つとして絶対に欠かせないのが支援会話です。

支援会話はキャラクターがどういう性格なのか、他のキャラとどういう関係を築いているのかなど様々な情報を知るのにとても大切なシステムです。

支援会話の行き着く先にはなにがあるのか。そう、結婚システムです。

無双風花雪月にも支援会話がちゃんと存在します。

風花雪月の場合ベレス・ベレトは支援Sで生徒たちと恋愛エンド、
生徒同士では支援Aで恋愛の匂わせエンドあるいは友情エンドで終わっています。

前のコラボ作品であるファイアーエムブレム無双では支援Aまでしかなく、支援Aでも恋愛エンドで終わることはありませんでした。

では無双風花雪月ではどうなのか。
キャラクターによって支援会話のランクがB止まりのものがあるのを考えますと、生徒同士では無双風花雪月でも風花雪月同様Aでちょっと恋愛の匂わせはあるかもしれません。

ただ主人公の支援会話ランクにSがなくAまでしかないのをみると確実に恋愛エンドがあるとは思えません。
おそらく支援Aのあとはクリア後に一番支援度の高いキャラクターとペアエンドを迎えるといったところでしょうか。
主人公シェズは全員との支援Aまではあるのでプレイヤーが選んだキャラクターとペアエンドがあって終わる可能性が高いです。

画像はディミトリの支援会話一覧なのですが、風花雪月の時とは若干支援会話ランクが上限が異なっています。
例えば風花雪月ではアネットとイングリットの支援会話がAまであったのに対し、無双風花雪月では支援会話がBまでしかありません。
無双風花雪月では今まで支援会話がなかった相手と支援会話が発生するかわりに、今まであった相手との支援会話を減らすことで調整されているみたいです。

支援会話は
・職業訓練
・副官としていっしょに行動したとき(必殺技を決めたとき等)
・遠乗り(CMの情報)
・プレゼント
・食事
などなど支援会話を上げるシステムはたくさんあります。
うまく活用しましょう。

灰色の悪魔は本当に敵なのか?(予想)

灰色の悪魔が無双風花雪月では敵になっていますが、本当に敵なのでしょうか?
むしろ新主人公シェズのほうが実は敵(レアやソティスなどと対立する)になるのではないか、と思います。

その理由の根拠として注目すべきなのはシェズのビジュアル。
画像は主人公がラルヴァによって力を得、覚醒したシーンになります。
見たとおり、まがまがしい状態に見え正直主人公が手にしていい力のようにはとても見えません。

邪神の神にしかみえぬ!

シェズのイメージカラーは紫です。

紫は赤色と青色を混ぜて作られる色なので敵でもあり、味方でもあるのではないか、という推測です。

ファイアーエムブレム覚醒の主人公ルフレも紫色がメインのローブ着ていました。
ルフレは邪神の器でもあるので味方サイドでもあり、敵サイドでもあるキャラクターです。

ルフレという前例がいますし、シェズももしかしたら最後の最後に級長たちに立ちふさがるものになるるかもしれません。

そして次に気になるのが謎の新キャラクターラルヴァ。

いかにも妖しい見た目をしているラルヴァ。
シェズのことを運命共同体といい、謎の力をシェズに貸しアドバイスをしてくれます。

このことだけを見るとソティスのように主人公に力を貸してくれる相棒ポジションなのですが、どうも素直に信じることができません。

ゲームのパッケージでソティスと対立していた構図からしてラルヴァも獣やドラゴン関連の力ある生き物だということは間違いがないでしょう。

ただどうしてもラルヴァはどう見ても悪役っぽいキャラクターにしか見えないんですよね…。

記憶がないということ、闇に蠢く者と似たような力を持つというのがどうしてもフラグにしかなりえません。

もしかしたら邪神の力を暴走させてしまった主人公を止めるためベレス・ベレトが級長たちの味方になる、という展開があるかもしれません。

まとめ

・新主人公は前作主人公とは違う新たな関係を築いていくが、
 とがった個性がないため好きになりにくい。
・風花雪月の世界観を補強してくれる設定、キャラが登場する。
・結婚システムはなさそうだが恋愛の匂わせはあるかもしれない。
ということで風花雪月の世界観、キャラが好きな人には特におすすめのゲームです!

 

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