「めちゃくちゃ売れたゲームだけど難易度が高いゲーム」だとか、「マゾゲー」、「本当に自分でもクリアできるのか?」とSEKIROに興味があってもなかなかゲーム購入に踏み切れないそこのあなた。
私は発売当初にPVで興味をひかれ、クリアするまでに一年という月日が流れました。
どのようにクリアできたのか?一年をかけてまでどうしてプレイを続けられたのかを説明しつつSEKIROの魅力について説明をしていきたいと思います。
この記事は
・ゲームをクリアすることができるか自信がない人
・どうやってSEKIROをクリアできるか気になる人
におすすめの記事となっております。
ゲームの概要
[ジャンル]アクションアドベンチャー
[ゲーム会社]フロムソフトウェア
[対応ハード]PlayStation4、Xbox One、Steam配信
[総プレイ時間]約40〜50時間
[トロフィーコンプリート]難易度めっちゃ高い
[周回要素]あり
周回しないとトロフィーコンプリートができない
身体力、スキル、銭などほぼ全ての要素を引き継ぎできます。
ストーリー
舞台は戦国時代末期、架空の国「葦名」。
不死の力「竜胤」を持つために幽閉された九郎を助け出すため、プレイヤーは九郎の忍びである「狼」を操作し苦難の道を歩み出す。
ゲームシステム
一言でいえば何回も死んで敵の攻撃パターンを覚えて倒すゲームです。
よく「SEKIROってどんなゲーム?」と聞くと「ダクソ(ダークソウル)のようなゲーム」という説明が多いのです。
でもそもそもダクソ(ダークソウル)をやったことがない人にはそもそもダクソシステムってなにさ!!となると思うので簡単にSEKIROのゲームシステムについて説明をしたいと思います。
死んだらチェックポイントからやり直し
SEKIROの基本的なプレイスタイルとしては、
フィールドの敵を倒しながら鬼仏を探し、ボスを倒して次のフィールドへ進む、
という流れになります。
鬼仏とは
- 死んだ時のリスポーン地点としての役割
- ワープ地点としての役割
- セーブをしたり、必殺技を覚えさせたりする役割
- 周囲の敵を復活させる役割
などがあります。
SEKIROは死んだら最後に接触した鬼仏の場所からリスタートすることになります。
よって新しいエリアに進んだら、なによりもまず鬼仏を見つけ出して起動させることが重要になってきます。
鬼仏を機能させないとせっかくゲームを進めても死んでしまったらかなり前の方からやり直し、ということになります。
また、狼は起動させた鬼仏の間でワープをすることができるので移動をする時にも重要になります。
攻撃をし、相手からの攻撃を弾くことで貯まる体幹ゲージ
SEKIROはHPとはまた別に体幹ゲージがあります。
体幹ゲージとは自分の攻撃が相手に当たったとき、敵の攻撃を弾いたとき(攻撃を受けた瞬間にガードボタンを押すと弾いたことになる)に貯まるゲージを指します。
このゲージが貯まるとHPを削り切っていなくても忍殺が発動し、敵を一撃で倒すことができます。
ただこの体幹ゲージは時間が経つと徐々にゲージが下がっていくので、絶え間なく攻撃をするか攻撃を弾くことによって体幹ゲージを下げないようにする必要があります。
ボスの場合このゲージが複数あり、一回忍殺を決めることによって一つゲージが減ります。
ゲージが減るとボスの攻撃の仕方がまるっきり変わるボスもいます。
Q忍殺とは? A一撃必殺のことです。
体幹ゲージを貯める他に、敵に気がつかれずに背後から近づいたり、上から奇襲をかけたりすると、忍殺をキめられます。
よってSEKIROの戦闘システムはちまちま攻撃してHPを地道に削っていくより、ガンガン攻撃して攻撃を弾いて体幹ゲージを貯める方が敵を早く倒すことができます。
SEKIROが難しいとされる理由
SEKIROは死にゲーとして名高い作品です。
死にゲーとはめちゃくちゃ敵が強かったり、救済システムがないなどの理由で何度も何度も死ぬことを前提とした難易度が高いゲームのことを指します。
有名どころでいえばDARK SOULSシリーズや、魔界村、ドンキーコングなど。
有名なゲームが多いので聞いたことがるタイトルが多いのではないでしょうか。
これらのゲームはプレイするキャラが死んでもペナルティが少なく、サクサク死んでサクサクまた挑んでいく、と言ったフットワークの軽いプレイができます。
フィールドにいる敵が強い
SEKIROはフィールドに出てくる敵がみんなめっちゃ強い。
普通にそこら辺にいる雑魚だと思って突っ込んでいくと普通に死にます。
戦国無双や戦国BASARAみたいに武器を振り回していれば敵は死ぬ、みたいなことは一切なくある程度見極めて攻撃をしないとあっという間に死にます。
勢いだけで倒すもできるけど、ボス戦に取っておきたい回復アイテムを2、3回使うハメになり、リスポーン地点まで戻ったことが何回あったことか。
敵三人に囲まれたらそれすなわち死を意味します。
ボスがもう本当に強い
フィールドにうろつく敵も強ければ、もちろんボスもえげつない強さを発揮します。
人にもよるのでしょうが私の場合通常のボスでも最低30分は攻略に時間はかかりますし、ラスボスを倒すのには6〜7時間はかかりました。マジで。
その敵の強さはトロフィーコンプリートにも現れていて、一番最初に倒すボスも倒した確率が50%。まず初めのボスに行き着くまでに半分の人間が諦めています。
普通のアクションゲームでもまず70%は行くところが驚異の50%。
しかもこの数字は公式サイトで攻略動画が出てやっとその数字になったらしく、公式で攻略動画が出るまでは40%ぐらいの勝率だったとか。
ボスの種類も単純に一対一の斬り合いのボスがいたり、モンスターハンターみたいにでっかい獣を相手にしたようなボスが出てきたり様々な形をしたボスに勝たなければなりません。
救済システムがない
[協力プレイができない]
SEKIROはシングルプレイゲームなので、強い敵にはお友達と協力プレイ!なんてことはできません。
己の力量のみが求められます。
[敵を倒しても基礎パラメーターが上がらない]
SEKIROは敵を倒したら経験値を得られることはできますが、その経験値を使って防御力やHPの数値を自分好みに育てる、ということはできません。
ではその経験値を何に使えるのかといえば、必殺技を取得するために使えます。
しかし、自分のパラメーターが全く上がらないというわけではなく、中ボスを4体倒すとHPが、ボスを倒すと攻撃力を上げることはできます。
ダークソウルや仁王では敵を倒すと経験値が上がり、力やHPなどのパラメーターを上げて次のボスに備えることができますが、SEKIROではボスや中ボスを倒すまでは自分のパラメーターが上げることができません。つまり、己の力量のみが求められるのです。
数珠玉は中ボスを倒すと手に入り、戦いの記憶はボスを倒すと手に入ります。
どうやってクリアをしたか
どうしてこんなにも難しくてクリアが難しいゲームをクリアしたかといえば、それはもう楽しいから。
の一言に尽きます。
SEKIROは確かにとんでもない難易度のゲームですが、その分クリアできるように抜け道のようなものがあります。
フィールド編
敵がいない道、少ない道を探すこと。
敵に囲まれるとあっという間に死んでしまうSEKIROですが、なにも真面目に正面から向き合って一人一人倒さなくてもいいんです。
一本道しかないフィールドでは別ですが、広いフィールドには敵が少ない抜け道が用意されており、どうしても敵を倒したくない時はそこの抜け道を利用すればあっという間にボスのところまで行けます。
画像にあるように狼は忍義手を使うと少し距離の離れたところであっても、義手を引っ掛けられそうなところがあれば飛んで距離を詰めることができます。
ボスに通じる近道はいわゆる正道から少し隠れた場所にあったりするので、抜け道を探し、敵に遭遇しないようしてボスと戦いましょう。
忍殺を決めること
フィールドのどの位置で敵がどのようにフィールドを動くかを一回把握すると後は忍殺祭。
敵に感知されることなく進むことができ、経験値もお金もみるみるたまるようになります。
ボス編
①ボスの攻撃パターンを覚える
最初はただひたすらに逃げてボスがどういう攻撃を仕掛けてくるのかパターンを覚えます。
SEKIROはスタミナ制限がないので、ずっとフィールドを走り回ることができます。
ボスの周りをブンブンハエのように走り回り、敵から距離をとったり近づいてみたりし、自分にとって適切な距離を決めます。
攻撃の後に隙が見えたらちょっと仕掛けてみる→攻撃くらう→やめる。
みたいな感じでどのタイミングで攻撃したらいいのか、どこで逃げればいいのかを探り探りプレイしていきます。
あまりにも攻撃のタイミングがわからなければ、ここはもう素直に諦めて攻略動画を見ます。
YouTubeには偉大な先人がわかりやすい動画をたくさんあげてくれているので、自分に合った攻略法をしている人の動画を参考にしましょう。
②ボスに効く忍具を探す
SEKIROには忍具という通常攻撃の他に使える武器があります。
ボスに有効な忍具を使うことで、ボスの動きを一時止めたり、体幹ゲージが通常攻撃より溜まりやすくなったりとボスに有効な攻撃ができます。
この忍具がとにかく重要で、「このボスどうやっても無理だ!倒せない!!」と思ってもボスに有効な忍具で攻撃するとあっけなく倒せたりします。
中には特攻忍具がなく正々堂々戦うしかないボスもいるのですが、そのボスまでたどり着いたらある程プレイヤー自身が成長してますので、何度も挑んで何度も死にましょう。
忍具はフィールドに隠されていたり、お金で買ったりと入手経路は様々。
それでもボスが倒せなかったら…
寝ます。
続けて何時間もプレイし、凡ミスが増え、できたこともできなくなり、しまいには自分の思い通りに動かない狼にイライラしてきたら、もう自分の脳みその限界だということで、寝ます。
明日の自分に全てを託します。
人間の脳みそは寝ることによって情報を整理してくれます。
よって攻撃のタイミング、攻撃を避けるタイミングを脳みそが覚えて整理してくれるのです。
さらに寝る前に見た動画がさらに印象に残りやすいとのことで、寝る直前に攻略動画を見てから寝ました。
ラスボスには本当に何時間やってもなかなか勝てなかったので、上に書いたことを2日繰り返すことによってやっっっっと倒しました。
あるいは間を開けます。
タイトルに一年かかったと書きましたが、あれは毎日続けてプレイした訳ではありません。
ある程度勝てない敵に出会ったり、たくさんの敵を倒して嫌気がさした時にプレイをするのをいったん止めたためにプレイ期間が長くなりました。
SEKIROは操作がシンプルであるため、長い間プレイしてなくても操作をすぐ思い出せるので気力が回復した時に改めてプレイをする、ということを繰り返していました。
どうやってモチベーションを保ったのか?
・SEKIROが楽しいから!!!!
敵の攻撃を弾くときのギャリンって音も心地良いし、難しく思えた敵も何回かやっているうちにあっさり倒せたりするようになった時の快感は病みつきになってしまうし、なんか不気味な世界観も楽しいしで最高に楽しいです。
かなり難しく、何度も投げ出したくなったけど最後までプレイできた一番のモチベーションは、ゲームが楽しい!!!という気持ちです。
・操作が簡単だから
SEKIROは基本的に攻撃手段が通常攻撃と忍具、必殺技の三種類のボタンしか使わないので、覚えるのが非常に楽です。
私は幅広くアクションゲームをプレイしているので、それぞれの作品で攻撃ボタンや回避ボタンが違うのでごちゃごちゃになりやすいので操作がシンプルなのは本当にありがたい。
そして攻撃にコンボがないので、そこにも頭の容量を使わなくて済み、すごく快適に戦闘をすることができます。
必殺技も複数覚えることができますが、そのうち使える必殺技は一つしかないのでそこも楽です。
・トロフィーコンプリートの低さからのモチベーション
SEKIROは難易度が高いこともあり、ボスを最後まで倒せずに投げ出してしまう人はとても多いゲームです。よってボスを倒すと手に入れられるトロフィーや、ストーリーを進めた時のトロフィーの入手率はとても低いものになっています。
その低い入手率のトロフィーを自分が獲得できた時の優越感はすごいです。
SEKIROは販売数が500万本(ダウンロード含む)なのでその30%と考えれば、結構な優越感に浸れます。
・魅力的なキャラクター
SEKIROは魅力的なキャラクターがたくさん登場します。プレイヤーが操作する狼も基本的には無口なのですが、ところどころで天然な発言をしたり、おはぎが好きだったりと妙にかわいらしいところがあるのがツボです。
ゲームをクリアして得たもの
物事に熱くなり、冷静さを失うと勝負には勝てない。ということ。
頭に血が上ってただがむしゃらに攻撃をしても敵にコテンパンにされるだけです。
何回も倒され頭にきても、冷静に状況を見極めて攻撃をしないと勝てる敵にも勝てなくなるのです…。
ただゲームをクリアしただけなのにすごい精神修行をした気持ちになれます。
あとこんなにも難易度の高いゲームをクリアしたので、アクションゲームをプレイすることに自信が持てます。
自分は、あんなにも難しいSEKIROをクリアしたんだ、他のゲームなどなにするものぞ、と。
まあその後プレイした「仁王」断念したんですが。
まとめ
でもアクションゲームが初めて、苦手な人にはオススメできない。
・操作がシンプルだからゲーム期間をしばらく開けても操作の仕方を思い出せる。
余談。
SEKIROは複雑なストーリー&不思議な世界観の割にあまりゲーム内で説明がないので、プレイし終わっても正直謎の部分や、理解できていないところがたくさんあります。
しかし、世の中には幅広知識を持って考察しいる方々がいます。その方々がした考察を知ってもしかしたらこのシーンはこういうことなのかも?という解釈を楽しむのもゲームの一つの楽しみ方だと思います。
YouTubeで検索すると色々出てくるので気になった方は検索してみてください。
またライブドアの「ゲームさんぽ」という動画では、専門の人を呼んでゲームの世界を解説する、という面白い動画のシリーズがありまして、SEKIROの動画もあったのでご紹介します。
この動画では、葦名の城について解説がされています。
ゲームをプレイする時の豆知識としてどうぞ。
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