大人気シリーズ「ダンガンロンパ」の小高和剛さんがシナリオ&ディレクターを務めたというこの作品。
とにかくネタバレに配慮したゲームで、タイトル画面もスクショが撮れないほど。
私は小高さんの意表をつかれる物語の展開、毒があるけどどこか魅力的なキャラクターが活躍する世界が好きで元から気にはなっていたのですが、
この映画業界への挑戦という言葉に惹かれてデスカムトゥルーの購入を決定しました！
ゲームの概要
［ゲームの会社］イザナギゲームズ
［対応ハード］PS4、Switch、PC
［総プレイ時間］2時間
［周回要素］あり
ゲームのシステム
ゲームのシステムとしてはただ選択肢を選ぶだけ。
物語全般がムービーで進むので、ムービー→選択肢→ムービー→選択肢という進み方です。
アクションは一切ないのでゲームが苦手な人でも簡単にゲームをプレイすることができます。
また、選択肢を選んでもロードがなくスムーズに話が進むので快適に物語を進めることができます。
主人公が死ぬたびにデスメダルというアイテムが手に入ります。
このデスメダルはゲームをクリアした後に解放されるおまけで使えます。
おまけでは「みのけんニュース」、「撮影風景」、「OFFショット」の三種類の動画があり、デスメダルを集めた数によって解放される動画の数が変わります。
このゲームがどのように作られたのか、佐藤二朗さんの大暴走している様子などが見られる必見の動画がたくさんあるので、積極的に死んでデスメダルを集めましょう。
おもしろいところ
引き込まれる世界観
常に緊迫感があるストーリー。映像の演出や演技が絶妙に不気味な雰囲気を出しています。
こんなにも部屋のドアを開けるのが怖いと思ったことはありません（笑）
少しずつ話が進むごとに謎が明かされていき、続きがどうなるのか気になること気になること。
このゲームは途切れ途切れにやるのではなく、一気にプレイすることを猛烈にオススメします！
俳優陣の演技
ゲームやアニメだと違和感がない設定でも、現実の人間がやるとちょっと…と思うような展開や場面でも違和感なく物語が進んでいきます。これは少し匙加減を間違えると失笑ものなのですが、このゲームに限ってそんなことはありませんでした。
なぜなら俳優陣の演技が本当にすごいから！！！
本郷奏多が演じる主人公の緊迫感、焦りも見事に演じられているのですが、ブッ飛んだ脇役のキャラクターがすごいと思いました。
キャラクターを違和感なく見ていられるのは俳優陣の演技が本当にこの世界に調和されているからなのだと思います。
気になったところ
ボリュームの足りなさ
このゲーム唯一の欠点といっていいところはとにかくボリュームが足りない！！！！
まあボリュームが足りないといっても、価格が2000円くらいなので妥当な長さといえばそうなのですが。
デスカムトゥルーの世界が素晴らしすぎて、妥当な価格の長さでも短く感じます。
もっとこの世界に浸らせて欲しい！
せっかく魅力的なキャラクター、演技、雰囲気、ストーリーなのに2時間近くでこの世界とお別れをしなければならなくなったことが本当に辛い。
できるならもっとボリューム、選択肢、展開を増やして決定版みたいなのを出して欲しいですが、あまりにも綺麗に終わったので付け足しをするのは蛇足というものでしょう。
選択肢によっては全く触れられないキャラクターが出てくる
せっかく魅力的なキャラクターがたくさん出てくるのに、正解の選択肢を選びすぎるとキャラクターを深く知ることがないまま物語が終わってしまいます。
もっと強制的な選択肢を増やして無理やりにでもメイン以外のキャラクターと接する機会を増やした方が良かったのかもしれません。
まとめ
「これは映画なのかゲームなのか」とあるように本当に映画とゲームの中間の作品に仕上がっています。
新しいゲームのあり方を垣間見ることができ、本当に楽しかった。
惜しむらくはゲーム本編が短いことぐらいですかね…。
このゲームが売れたらデスカムトゥルーのようなゲームがまた出ると思うので、ぜひたくさんの方にプレイしていただきたいと思いました。
デスカムトゥルーはダウンロード限定のゲームなので（2020.6.25現在）、プリペイドカードでチャージしてからニンテンドーショップで購入しましょう。
余談。
デスカムトゥルーのように選択肢を選び、物語を進めることで謎が解けていく、そんな快感を味わいたい方におすすめなのが「AI ソムニウムファイル」。
R18のゲームですが、そんなにグロくないし、何より解き明かされる謎が気になってゲームのやめ時を失います。気になる方はぜひプレイして見てください！
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